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このブログ内で自作EAを公開して以来、多くのお問い合わせを頂いており、大変有り難い限りです。
その中で比較的多かったご質問に対しご回答をまとめていきたいと思います。
Contents
少額で運用を始めたいけど、方法はありますか?
先日公開した、私のリアル口座の運用実績では、初期投資額が500,000円(+入金ボーナス100,000円 = 600,000円) でしたが、
もっと少額で始めたい というご要望を多く頂いております。
単純にEAのパラメータをチューニングするという手もありますが
「よくわからない」「面倒」
というお声もありましたので、今回は別の方法をご案内致します。
XM マイクロ口座を活用する
XMの口座にはスタンダード、マイクロ、ゼロ口座の3種類があります。
取引規模から、多くのケースでスタンダード口座を使用しますが、
少額から運用を始めたいバイはマイクロ口座の活用を検討してみて下さい。
スタンダード口座との違いは?
取引量を指す「ロット」の単位が異なります。
スタンダード口座の場合、
・1ロット :10万通貨
・最低取引サイズ:0.01ロット(1,000通貨)
となりますが、一方でマイクロ口座の場合は
・1ロット :1,000通貨
・最低取引サイズ:0.1ロット(100通貨) (※MT5の場合)
となります。 つまり、スタンダード口座と比較した場合、 1/10の規模から取引が可能になります。
入金ボーナスは受けられるか?
スタンダード口座と同様に受けられます。
スプレッドは違う?
スタンダード口座と同じになります。
適用レバレッジは?
スタンダード口座と同じです。
それ以外は、一覧表 に記載の通り、スタンダード口座と大きな差はありません。
その他の注意点
MT4/MT5でマイクロ口座の扱いが異なる
MT4用のマイクロ口座と、MT5用のマイクロ口座では、取引可能な最小ロット数が異なります。
・MT4 : 0.01ロット(10通貨)
・MT5 : 0.1ロット(100通貨)
過去にMT4用のマイクロ口座を利用されたことがある方は、上記を初期設定でミスしてしまうと
注文時にエラーが発生してしまい、EAが動作しません。
→この場合、エラーコード 10014(Invalid volume) がログに出力されます。
ログの閲覧方法もご紹介しておりますので、もしマイクロ口座でEAが動かないと思った場合、
一度ログの確認を実施してみて下さい。
VPS無料枠の条件を満たしづらい
・口座資金が $5,000(600,000円)以上あること
・月間取引量が 5ロット以上であること
の両方を満たす必要があります。
マイクロ口座を使用する時点で、初期投資の資金量を減らしたいはずであるため、
前者の条件クリアが難しくなります。
また、マイクロ口座のロットのカウント条件は、スタンダード口座の1/100の扱いですので、
マイクロ口座の場合、500ロット分の取引が必要です。
無料枠が使用できなかった場合は $28相当の月間利用料が発生しますので、
あまりにも少額な取引を前提として本環境を使用すると、費用対効果を上げづらくなります。
VPSを用意する手段は、XM社指定環境以外にもいくつか手段がありますが、
XM社の環境を利用する場合は、利用料金は入金口座から引き落とされるため
別環境を用意して振込や引落の手続をすることを考えれば運用面で楽ができますので、
別環境を用意するよりは、マイクロ口座である程度の取引量+利益を出して折り合いをつける方が
負担なく運用できるように思いました。
まとめ
個人的に、少額から投資ができることはとても大きなメリットだと思います。
デモ環境を使用し運用に慣れるフェーズは必要ですが、やはり身銭を切って実際にトレードする時と比較して
得られる経験(金融に対するリテラシー)の大きさが変わってきます。
もし資金量の面で悩まれている場合は、少額でも良いので実際の資金で運用してみることをお勧めします。
仮に少額であっても、ハイレバレッジが可能な環境であれば、まとまった量の取引が実現できます。
ぜひ、一度チャレンジしてみて下さい。