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EA運用成績(~2020/11/13)
概要
運用期間: 11週間 現在の利益: 184,214円 利益率:28.69% PF:3.53
直近トレード
所感
2週間前からは 約+24,000円。
11/3の大統領選挙前後で一時的に激しい動きをしたようにも見えましたが、結果的にはEURUSD, GBPUSDはナンピン開始からの総利益 > 現状のナンピン総含み損 となり、手仕舞い用のロジックが起動してポジションがきれいになくなり、再度1からエントリーを開始しました。
この辺りの手仕舞いで含み損を一掃したことで、PF値がようやく現実的な数字になってきたようです。
株式の方はダウが史上最高値を目指すような勢いですが、FX側はさざ波くらいの感覚でしょうかね。
ファイザー等の製薬会社がコロナワクチンの有効性が90%であった というニュースの直後のドル円急騰は凄まじかったですが、ちょうど含み損が減る方向の動きでしたので特に悪影響はありませんでした。
トラブル発生
本番MT5が応答しなくなった
この記事用のチャートのスクリーンショットを取得するため久々にVPS環境にリモート接続し、MT5を画面に表示したところ、なんとMT5がハングし、何をしても応答しなくなりました・・・
Windows自体は普通に利用可能な状態で、MT5のみ応答がありません。
単なるリソース不足であれば少し待てば復旧しそうなものですが、CPU、メモリ等を過剰消費しているわけでもなく反応がない状態が戻らない。
タスクマネージャ上のステータスも応答なし。 これはもう強制終了するしかありません。。
11/13 まではトレードが行われていたことは間違いないので、VPSを開いたタイミングで逝かれてしまったようです。
保有済ポジションの扱い
この状態ではEAが動かないので、保有済ポジションは未来永劫、決済されることはありません。
手動で決済することになりますが、 次回EA起動時に、EAが過去に保有したポジションが残っていると、同一マジックナンバーのポジションが既に存在していることになり、各種ロジックが適切に機能しない原因にもなる可能性があります。
この場合の対処方法は2択になります。
a. 保有済ポジションを全て決済してから、EAを起動する
b. 前回EA起動時と異なるマジックナンバーでEAを起動し、保有済ポジションは適宜手動決済する
しかし、ほとんどのケースで a を推奨します。
b はマジックナンバーの設定誤りによる誤動作のリスクや、 過去の保有済ポジションと新たに起動したEAが保有したポジションの見極めが必要になるため、慣れた方以外にはお勧めできない方法になります。
個人的にはbで処理したいところですが、裁量売買の結果がこの運用成績に紛れ込むと評価がややこしくなりそうなので今回は aの方法で処理することにします
なぜ起きた?
MT5の動作環境がサポート街環境など不安定になる要素があったかどうかが問題ですが、
公式ヘルプを改めて確認したところ・・・
プラットフォームは Microsoft Windows 2008/7/8/10 で実行できます。SSE2サポートを持つプロセッサ(Pentium4/Athlon 64以上のプロセッサ)も必要です。その他のハードウェア要件は、MQL5アプリケーションの実行のロード、アクティブな金融製品の数などの特定の使用条件によって異なります。
・・・ Windows Server 系OSのこと、書いてない。。
のですが、 Beeks Cloudなど、 FX向けのVPS提供事業者がWindows Server ベースで運用していることも考慮すれば、Windows Server だからNGと考えるのは少々無理がありそうです。
ちなみに 過去にBeeks Cloud で申し込んだ際はWindows Server 2008 か 2012 だったような記憶がありますが、今回EC2で構築した際は Windows Server 2019を使用しました。
OSバージョンの影響は0では無いかもしれませんが、なかなか考えにくいですかね。
スペックの問題があったかどうかについては、 今回は t3.micro インスタンスを使用しており、 XM社経由で手配可能な無料VPSよりもスペックが高いです。 決して潤沢とは言えないものの、スペック不足が根本原因ならば証券会社VPSでもっと早く問題が起こる気がします。
画面を開いた瞬間にハングしたならばGPU関連とか? とも思いましたが、タスクマネージャからGPUを確認しても特にリソースを専有しているような状況はありませんでした。
よく起こる問題か?
MT5を運用し始めて数年経ちますが、私個人としては初の経験で衝撃でした。
一部の知人からは過去に類似事象が発生したことがある、との回答もあったため、頻発する問題ではないものの超レアケースというわけでも無いかもしれません。
再発防止策
問題に直面した知人は、 EAの各種設定・起動まで完了したらVPS内のMT5はウィンドウ最小化した状態にしてから リモート接続を切断するようにしている
とのことで、この回避策以降は問題が発生していないそうです。
たしかに描画に絡んで起きる問題だとすればウィンドウ最小化は回避策につながるかもしれません。
私の場合は、記事のスクショを撮るためにVPSを開こうとせず手元のPC環境でMT5を開いて本番口座に接続すれば今回の問題は回避できたかもしれません。
運用面では
- 本番VPSはMT5ウィンドウ最小化
- 起動したら完全放置
が良さそうです。
インフラ面ではWindows Server 2019 を 2012に落とす案もありますね。
Windows Server 2012のサポート期限は2023年10月なので、当分の間は現役として使用できますし、Beeks Cloudでの稼働実績も考慮すると、安心感があります。
これを機に、今の環境は潰してEC2は建て直しにしようと思います。
EAは無料でご利用頂けます
上記EAは無料でご提供しています。 もしご興味をお持ち頂けたら、以下のページに概要と申込ページへのリンクがありますので、そちらからお問い合わせ下さい。