EAのパラメータはデフォルトで運用しても良いか?

徐々にではありますが、 私の自作EAをご利用頂く方が増えてきました。

導入時のサポートも全般的対応させていただいていますが、その中でよく頂くご質問を取り上げて見たいと思います。

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結論

投資は自己判断ですので、ご自身が「デフォルトで良い」と判断されたのならば、デフォルトで運用すれば良いと考えています。

ポイントは、 デフォルト設定が自分の投資スタイルに合っていて、継続的にトレード出来るものかを、自身で評価頂いた結果であるかどうか、です。

 

自動売買ツールに求める要件は人によって異なるのかもしれませんが、私は少なくとも自動売買ツールは投資判断の責任を放棄するための手段ではなく、投資ロジックを長期間に亘り、忠実に実行するための手段だと考えています。

よって、投資判断の責任を放棄することを目的として、デフォルトパラメータで運用すれば良い という考えでしたら、そもそも自動売買ツールの利用はやめられた方が良いと思っています。

 

なぜかというと・・・

仮にこのような考えの元でツールを使い始めた場合。 もし思うように成績が上がらなかったら、その人は次にどのような行動を取るでしょうか?

元々思考停止状態でツールを使い始めた以上、その結果に対し取る行動は、成績が上がりそうな、違うツールを探すようになると思われます。

こういうタイプの方は、投資家を煽り立てるような謳い文句の(場合によっては詐欺まがいの)有償ツールや商材を買うようになり、それでも結果が出ないと、さらに違う(より高い)ツールを求め、散財した上で、「投資詐欺に引っかかった!」などと仰るようなケースも見受けられます。

 

行っている行為が投資である以上、どのようなツールであっても常勝はありえません。 思うように成績が上がらなかった場合は、何かしら原因を考え、対処を行うプロセスが必要になります。

では、どのような原因が考えられるでしょうか?

A.たまたまそのツールの勝ちパターンに合致しない状況だった
B.自身の求めるトレードのサイズやタイミングに対し、パラメータが整合していなかった
C.そもそも仕組みを理解していないので、原因がわからない、探すことが出来ない

本来、上記のような選択肢があるにも関わらず、 思考停止状態でEAを利用している人は、Cの結論しか出すことが出来ません。

投資は長期間継続しながら利益を積み上げていくものなのに、結論Cに至り、ツールを変え、また結論Cに至り、、、 という投資家は、継続して勝ち続けられるでしょうか?

 

勿論、EAのデフォルトパラメータは、基本的には開発者が自身の判断で最善と思われるものをセットしておく事が多いのは事実ですし、

私自身もそのように設定し、かつその売買結果をブログでも公開していますが、この投資スタイルが利用者の方々の投資スタイルに合致するかどうかは別問題だと思うのです。

もっと大きな/小さなロットで取引したい という声も頂きますし、デフォルトパラメータだとリスクが大きくなりすぎるので変更した というご意見を頂いたこともありますが、

このような例からも分かる通り、投資に求めるリスクとリターンの度合いは人によって大きく異なりますので、やはりデフォルトパラメータが適切であるかどうかはご自身で十分に検証した上で結論を出して頂く必要があると考えます。

 

やるべきこと

パラメータが妥当かどうかは何をもって評価すればよいのかというと、

  • バックテスト(単一)
  • バックテスト(最適化)
  • フォワードテスト

を行い、確認を進めていきます。

バックテスト(単一)  とは

設定したパラメータで、過去のレート情報を使用して売買の結果を確かめる手段です。

バックテスト(最適化)  とは

一つ以上のパラメータの値を一定範囲の中で変更しながらバックテストを繰り返し、どのパラメータの組み合わせが成績が良かったのか、または自身の投資スタイルに合っているのかを確認するための手段です。

フォワードテストとは

平日、レート情報が配信されているタイミングで、リアルレートでEAを動かし、売買結果を確認する手段です。
デモ口座を利用すれば、自己資金をリスクに晒さずに検証することができます。

 

これらの機能はMT5標準機能で実施することができますので、まだ使用したことが無いという方は是非活用することをお勧めします。

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テストの進め方

一般的には

  1. バックテスト(単一)モードで、適当なパラメータを与え、成績を確認する
  2. 手順1を繰り返し、パラメータを変えることによる挙動の違いを理解する
  3. もし手順2で良いパラメータセットが見つからない場合、バックテスト(最適化)モードを使用して様々なパラメータの組み合わせにおける結果を確認する
  4. 手順2,3で得たパラメータセットを使用し、フォワードテストを行う
  5. フォワードテストで問題なければ、リアル口座でトレードを開始する

という流れを行っていきます。

ただ、中には「身銭を切ってトレードしないと、身にしみないし結果が腹に落ちない」という方も一定数いらっしゃると思いますので、

その場合は、デフォルトパラメータを使用してリアル口座でいきなりトレードを始め、実際に起きたトレード結果を元にしてパラメータの変更を行っていく という方法も有りかもしれません。

しかし、そもそもそのEAが保有するリスクとご自身の資金サイズが合っているのか、等、基本的な確認をせずに運用を始めるのは少々乱暴な気もします。

まとめ

テストは十分に行いましょう。 投資は自己責任。

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