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MT5でマイクロ口座の銘柄を選択したところ、過去データの品質が良くないことが分かりましたので、今回はその対策についてまとめたいと思います。
マイクロ口座 ヒストリカルデータの問題
過去何年分のテストを行うべきかは要件次第かと思いますが、個人的には10年位を一つの目安にしています。
期間が長いほど、自然と想定外とも言えるような異常相場を含む可能性が高くなりますので、メインシナリオ以外で被る損失について、多少ではありますが織り込むことが出来ることになります。
上記を前提としてUSDJPYmicro 銘柄に対して10年分のヒストリカルデータを取得してみたのですが、以下の問題がありました。
・1分足のデータを取得しても、日足(1日当たりレート情報1件)しかない
・1分足のデータを取得しても、1時間足(1日当たりレート情報24件)しかない
より古いデータほど、粗いデータしか提供されていない状態のようで、1分足のデータがキレイに揃うのは2015年以降くらいが目安のようです。
ヒストリカルデータを準備する方法
XMマイクロ口座のレートは、原則スタンダード口座と同一レートである という条件を前提とすれば、スタンダード口座のレートをそのままマイクロ口座用に焼き直してしまえば良いことになります。
そこで利用する機能が、カスタム銘柄です。
USDJPYのスタンダード口座レートを元にカスタム銘柄を作成する方法をご紹介します。
項目 | 設定値 | 備考 |
銘柄 | USDJPY_micro | 設定値は任意。 自作銘柄、マイクロ口座用であることが分かればOK |
複合商品の式 | bid(USDJPY) | スタンダード口座 |
契約サイズ | 1000 | 1Lot当たりの取引数量。XMマイクロ口座の規定による。 |
最小取引数量 | 0.1 | 最小取引ロット。XMマイクロ口座の規定による。 |
最大取引数量 | 100 | 最大取引ロット。XMマイクロ口座の規定による。 |
設定したカスタム銘柄を呼び出す
気配値の表示ウィンドウの「+クリックして追加」 部分をクリックし、 前段で指定した銘柄名を入力します。
ここでは、USDJPY と入力すると、先程作成したカスタム銘柄 USDJPY_micro が表示されていますので、これを選択します。
銘柄の呼出ができました。 スタンダード口座のレートと完全一致していることが分かります。
これで、チャート上で同銘柄を使用したり、ストラテジーテスタから呼び出すことができるようになりました。